父、要介護5になる。ともろー訪問看護ステーションで働く女のブログ

ともろー訪問看護ステーションの事務として働く女のブログ。健康な父がいきなり倒れ、いきなり要介護5に。初めての介護に翻弄する家族の気持ちを明るく楽しく綴ります!

お墓探し

父が亡くなり葬儀も終わり、家族の話題はお墓をどうしようかと…。

うちはお墓がなく、今までお墓の話しもした事がなかったので1から探さなければなりません。

とりあえずネットで近隣の霊園のパンフレットの資料請求の申し込みをしてみると、営業の電話が連日かかってくるのと、郵便ポストに霊園のパンフレットが沢山届くようになりました。

f:id:motoko358:20210725134916j:plain

ネットでは3箇所程、霊園のパンフレットを申し込みしたのですが次から次へとオススメの霊園を送りますと連絡が。

どうやら墓石の会社が霊園の指定業者になっていて、霊園を決めると墓石業者も儲かる仕組みになっているようです。

ただうちはお墓の後継者がいないので、お墓を建てる事はせず、最初から永代供養墓にする予定です。

これから休みの日は、暫く霊園見学になりそうかな。

ともろーWEB求人応募はこちらから
045-823-1976

黒い蝶

葬儀の当日、実家を出て暫く歩いていると、黒い大きなアゲハ蝶が私の周りをクルクルと飛んできました。

慌てて撮影しようとバッグの中からスマホを取り出した時には遠くへ。

結局撮影は出来ず、その時の景色が下の一枚。

f:id:motoko358:20210723190813j:plain

先を歩いていた兄に黒いアゲハ蝶の事を伝えると、お父さんが挨拶に来たんだねと。

そう、黒いアゲハ蝶が手を伸ばせば触れる程近くを回っていたので、お父さんが来てくれたんだと信じています。

後でネットで検索してみると、黒い蝶は「死者の使い」

私と似たような体験をしている人の書き込みを幾つか発見し、やっぱりあの蝶はお父さんだったんだと。

きっとありがとうって言いに来てくれたんだよね、お父さん。


ともろーWEB求人応募はこちらから
045-823-1976

直葬

父の葬儀は通夜はせず、直葬として火葬のみにしました。

出席者は家族4人のみ。

当日葬儀所に行き線香をあげ、遺体の周りにお花を敷き詰めて一緒に入れる思い出の品を置きました。

f:id:motoko358:20210718150138j:plain

コロナ禍なので親戚は呼ばず、身内だけでゆっくりと最期の挨拶が出来て良かったかもしれません。

その後は霊柩車で横浜市西区にある、久保山斎場へ。

f:id:motoko358:20210717183017j:plain

火葬も終わり葬儀は終わりました。

無事に天国に行って、先に亡くなっている両親や兄弟に会っていると思います。

父の退院の為に畳や襖を変えたので、天国の皆に自慢話しをしてもらいたいです。

うちの娘は俺の為に畳や襖交換してくれたり、最期は家で看取ってくれた優しい娘なんだよって。

ともろーWEB求人応募はこちらから
045-823-1976

小さい祭壇

父の死後の処置が終わり、往診医の到着を待つ事1時間30分。

先生が到着し、父の身体をチェック。

小さく、ご臨終ですと言われました。

死亡診断書を書いてもらい、看護師さん、先生が帰り、葬儀屋に電話をしてドライアイスを持ってきてくれました。

そしてベッドの横に小さい祭壇を置かれました。

f:id:motoko358:20210715195030j:plain

部屋はエアコンを付けっぱなしにしておいて下さいと言われ、設定温度を聞くと20℃でお願いしますと。

次の日に運び出すまでキンキンに冷えた部屋にしました。

ともろーWEB求人応募はこちらから
045-823-1976

エンゼルケア

父の呼吸が止まった時、不思議と涙は出ませんでした。

ずっと、また生まれ変わったらお父さんの子供にしてね、今までありがとうと感謝の言葉を伝えていました。

亡くなって直ぐにともろー訪問看護ステーション市沢の看護師さんに電話をかけました。

亡くなった事を伝えると直ぐに行きますと。

現在22時30分過ぎ、深夜に呼び出してしまい申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

到着して死後の処置をしたり、寝巻きから洋服に着替えさせてもらい、身体をタオルで一緒に拭き、良い経験をさせてもらいました。

一番驚いたのは看護師さんが父の肛門に指を入れて残っている便を掻き出した事。

便はタールの様な真っ黒な色で独特の臭いがマスク越しに分かりました。

そして慣れた手付きで父の顔にメイクを始める看護師さん。

話しでは聞いていたけど間近で見るのは初めて。

みるみる血色が良くなり髪も整えて出来上がり。

f:id:motoko358:20210815163529j:plain

中々カッコ良く仕上げてもらい、母も顔を何度も触って別れを惜しんでいました。

夜中にエンゼルケアに来て頂いて、本当にありがとうございました。

ともろーWEB求人応募はこちらから
045-823-1976

お父さん、亡くなる。

仕事中にともろー訪問看護ステーションの看護師さんから電話が入り、父の容態が悪く、直ぐに家に戻ってきて欲しいと連絡が入りました。

慌てて実家に行くと、苦しそうな呼吸の父。

舌根沈下が始まっていて、今日亡くなる可能性が高いと説明を受けました。

いつ呼吸が止まってもおかしくない父の手や鎖骨辺りを擦るのが精一杯でした。

酸素で口腔内が乾燥してると思い、スイカを水の中で潰して口を湿らせてみました。

f:id:motoko358:20210713183525j:plain

ふと手を見ると先端が紫色に。

f:id:motoko358:20210713182408j:plain

もう本当に最期が近いんだと実感しました。

看護師さんからは血圧は50、酸素濃度は測定不能、もう駄目だと分かっていましたが、もしかしたら奇跡が起こるのではないかと、心の何処かで期待している自分がいました。

介護ベッドの隣に布団をひき、少しうとうとして目を覚ますと、呼吸がゆっくりの父。

慌てて駆けより様子を見て暫くすると、突然目をぎゅっと閉じ柔らかい表情に。

その瞬間呼吸が止まりました。

慌てて首の脈を確認するとまだ脈があり、小さく呼吸をしてまた止まりました。

また脈を確認すると何も触れず。

父が亡くなりました。

私の大好きな父が。

ともろーWEB求人応募はこちらから
045-823-1976

意識なし

熱が中々下がらない父。

痰の吸引をする為に、仕事が終わってから自宅に帰り、お風呂に入って寝る段階で実家に行ってそのまま泊まり、夜、朝吸引、4時30分に実家を出て自宅に戻って会社に出勤する事に決めました。

下の写真はともろー訪問看護ステーション市沢の看護師さんです。

点滴の準備をしてくれています。

f:id:motoko358:20210712180044j:plain

昨日辺りから瞳が開きっぱなし、意識もない状態が続いており、看護師さんからも非常に危ない状態と言われてしまいました。

在宅生活を始めてまだ2週間しか経っていません。

これから一緒にやりたい事、話したい事、まだまだ山ほどあるんです。

耳は最後まで聴こえているので、話しかけてあげます。

ともろーWEB求人応募はこちらから
045-823-1976