訪問診療料金
父が亡くなった月の往診医の料金はこちらです。
保険と保険外の医療費が一緒に請求されていまして、請求書が送られてくるまで心配だったのは、深夜に死亡確認に来た時の自費の死亡診断書はいくらになるんだろうと。
ドキドキしながら確認すると。
死亡診断書は11000円でした。
私の予想だと2万円位かな?と思っていたので、半分に収まって良かったです。
亡くなってから1時間30分程で先生が到着して死亡確認して頂いたのですが、夜中だったので本当に大変な仕事かと思います。
うちに往診に来る時もコロナ対策として、宇宙服のような重装備で入ってきた時は驚きましたが、何人も在宅医療で回っているので感染しない、うつさない対策をしていると聞きました。
本当にお世話になりました。
ラジオ
父が亡くなって2~3日後に付けていたラジオから流れてきた話し。
ラジオ番組に試聴者からのお悩み相談が読み上げられ、内容にドキッとしました。
その内容とは両親を介護していて終わりが見えず辛いとの事。
逆に私は父を2週間しか介護出来なかったと悲しい気持ちでその時聴いていたのですが、ラジオDJの方はメッセージを伝えますねと話し始めました。
今まで育ててくれてありがとう、
小さい頃に手をかけて育ててくれてありがとう。
今回は順番で自分がお返しをさせてもらうと思うと心がぎゅっとこもり、介護の期間が長くならず最高の結末を迎えます。
ヤダヤダ、いい加減にしてくれと思うと介護は長くなります。
以上です。
私はラジオから流れてくる言葉は、まるで自分を責めなくて良いよというメッセージに受け取れました。
在宅に戻ってずっと介護して親孝行したかった私。それが叶わずあっという間に駆け抜けて行った父。
もっと在宅で父を介護してあげたかったと毎日泣いていましたが、父にとってみたら、私達に迷惑をかけたくない思いがあったかもしれません。
2週間と短い期間でしたが、一緒に居れて最高に楽しい時間を過ごす事が出来て、私達は幸せでした。
長生きしたから幸せとか、若くして亡くなったから可哀想ではなく、生きている間に如何に人に喜ばれる生き方が出来るか。
今までの父の生き方は忘れません。
今回ラジオから流れてくるメッセージに救われた気持ちになり、偶然とは言え私に伝えに来てくれたのではないかと考えています。
グリーフケア
今日はともろー訪問看護ステーション市沢のスタッフの方々が父のグリーフケアに来てくれました。
※グリーフケアとは
「グリーフ」とは、深い悲しみ、悲嘆、苦悩を示す言葉です。 ... グリーフケアとは、スピリチュアルの領域において、さまざまな「喪失」を体験し、グリーフを抱えた方々に、心を寄せて、寄り添い、ありのままに受け入れて、その方々が立ち直り、自立し、成長し、そして希望を持つことができるように支援することです。
ともろー訪問看護ステーション市沢所長
亡くなる当日、仕事終わりに家に来てくれてパンフレットで分かりやすく亡くなる前の体調の変化を説明してくれてありがとうございました。
ともろー訪問看護ステーション市沢主任
母の為に指示を紙に書いてくれたりと、看護以外でもお世話になりました。容態が急変した時も冷静に対応して頂いて心強かったです、ありがとうございました。
ともろー訪問看護ステーション市沢居宅管理者
本当にこの方が居なかったら、入院中の父を在宅に戻し看取る事は出来ませんでした。私達家族の為に全力でバックアップしてもらい感謝しかありません。私がともろーでずっと働いていたのは、今回父をこの方に任せる為だったんだと信じています、ありがとうございました。
今年は勤続20年ですが、長くともろー訪問看護ステーションで働かせて頂いた意味が分かりました。
素晴らしいスタッフの方々にサポートして頂いて、父共に幸せな最期を迎える為だったんですね。
父の為にこんなに立派な素敵なお花を頂きました。ありがとうございます🌼
2週間と短い間でしたが、皆さんに頑張って看護して頂いて感謝感謝です。
きっと父も会いに来てくれて喜んでいると思います。
忙しい仕事の合間にグリーフケアに来て頂いて本当にありがとうございました。
看護師さん達が居なかったら、在宅で看取る事は出来なかったので、訪問看護の力は素晴らしい仕事だと実感しました。
これからも1人でも多くのご家庭の患者様達を励まし、癒す存在でいて下さいね。
霊園見学
昨日は実家から一番近い霊園の見学に行って来ました。
歩いて5分程の場所にあるのですが、今まで全く行く用事がないエリアだったので、途中迷子になりながらようやくたどり着きました。
横浜市旭区にある、旭の郷さんです。
まだ新しい霊園のようで現代風の綺麗な建物。
規模は小さめですが整備されています。
歩いてお墓参りに気軽に行けるのは良いですね。
先程こちらの霊園に行く途中迷子になったと記載したのですが、また不思議な体験をしました。
歩いていたら三差路にぶつかり、道を間違えてしまったのです。
暫く歩いてしまい、元来た道を戻ろうと歩いていたら、また黒いアゲハ蝶が現れて私の少し前をゆっくりと飛んでいたのです。
まるで正しい道を先導してくれているかのように…。
今度こそ写真に収めたいとスマホのカメラを起動させた瞬間、やはり黒いアゲハ蝶は居なくなってしまいました。
黒いアゲハ蝶は私が道を間違えてしまい、心配で姿を表したお父さんに間違いありません。
兄にこの事を報告すると、実は兄のお嫁さんも庭の木を切っていたら黒いアゲハ蝶が来て、パッと居なくなったと。
父は植物を大事にしていた人なので、肉体はもう存在しないけれど、違う形で私達を見守ってくれてると思うと、少し寂しくないかもしれません。